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ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ長調 Op.21

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The Harmonia Mandolin Orchestra

クラシックコンサート2024、チケットはこちら
https://teket.jp/9882/34238

L.v.BeethovenSymphony No.1 in C major, Op. 21
ハーモニア マンドリンオーケストラ
20231210 結成記念演奏会
https://www.harmoniamo.com/

Program Note より
この曲が初演された29歳には、すでにピアノ・ソナタを10曲ほど、弦楽四重奏曲を6曲ほど書いていたベートーヴェン。同時期の作品には、ピアノ・ソナタ「月光」、ヴァイオリン・ソナタ「春」などがあり、名声を確立しつつある時期であった。

彼の他の交響曲に比べると、ハイドンやモーツァルトといったウィーンの先輩作曲家の影響はあるものの、古典的な様式美の中にベートーヴェンならではの新鮮な感覚やアイデアが垣間見える魅力的な作品で、「満を持して作った作品」という完成度を誇る。もし彼が「ハイリゲンシュタットの遺書」を書く前、第2番を残さずにこの世を辞していたならば、ベートーヴェン唯一の交響曲として、その意義はさらに評価されていただろう。

00:00 第1楽章
ハ長調の導入部にも関わらず、ヘ長調の属7和音という意外性のある響きではじまることがとても革新的、衝撃的。最初の交響曲の最初から「新しさ」が感じられる。第1主題はモーツァルトの「ジュピター」の第1楽章の主題と似ているといわれるが主調のハ長を確保せずに彷徨うあたりは、すでに無調への予感を醸し出している。

10:55 第2楽章
主要主題がフーガ風に重ねられていくものの、実はソナタ形式ということも新奇的だが、再現部のオーケストレーションが提示部と全く異なる点に注目注聴。前半しか音取りせず、練習時にえらい目にあった団員は少なくない。

20:06 第3楽章
楽譜にはメヌエットと書いてあるが、実質は躍動的なスケルツォ風。元々急緩急の三楽章構成だったソナタに舞曲のメヌエットを入れて“一呼吸”という趣向だっと思われるが、一息つかせないところに、後に「舞踏の神化」と呼ばれる第7番を生んだベートーヴェンのリズミ
カルな特質が芽生えている。

24:00 第4楽章
ベートーヴェンの交響曲で第4楽章に序奏がついているのはこの曲と「英雄」のみ第9は別格。その序奏のユニゾンによる一撃の後、音階が上行拡大していく様は、ベートーヴェンが実は“ユーモア好き”ということを表している。それにしても、長いコーダはこの楽章の四分の一を占め、器楽の最高峰としての交響曲のさらなる発展を予示するかのようだ。
久保光司

posted by forskipvk