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【転出超過】なぜ若い女性は流出する?「やりたい仕事は広島になく東京に」 一極集中のその先に… (2024/02/15

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Hiroshima News TSS

全国一の「転出超過県」広島。特に若い世代の流出が深刻となっています。
ライクでは「ミライの広島」と題してシリーズでこの課題に関する解決策を探っていきます。
今回は、女性の県外への流出を取り上げます。
国の調査の結果、主な転出先は東京であることがわかっています。
何故、女性は地方からいなくなるのかその後の地域はどうなるのか取材しました。


先週、広島市内で行われたイベント。バレンタインデーをテーマに花を使って演出しました。
主催したのは、安田女子大学・公共経営学科の学生たちです。

【安田女子大学・公共経営学科年 佐々木 愛香さん】
「こういった若い学生、しかも女子大生がイベントを企画運営していくことで、広島でも新しい挑戦やチャレンジができるという自分たちがパイオニアになるようなものを表現できたらと思っています」

彼女たちは、今、若者の県外流出の問題に取り組んでいます。
流出を防ぐためには若い世代、特に女性が、新しいことに挑戦できる環境が必要だと彼女たちは考えています。

【安田女子大学・公共経営学科年 佐々木 愛香さん】
「特に若い女性が流出していると思いますが、大きくつの要因があると思っていて、都市部でしかできない仕事だからこそ県外に出ていくという選択をする人と、広島でしたいことがないという消極的な要因から流出してしまっている」

広島県の場合、転出する男女の割合は、ほぼ同じです。
しかし、全国的には、転出超過したエリアのうち、分のにあたるのエリアで、女性が男性を上回っています。何故、このような状況が起こるのでしょうか

【ニッセイ基礎研究所・人口動態シニアリサーチャー 天野 馨南子さん】
「男性の仕事のバリエーションに比べると、はるかに女性のバリエーションが地方にはない。地方の人の話では女性は“笑顔の仕事” 観光・宿泊・飲食業はある。介護・看護・保育なら、いくらでも女性の仕事はある。と言われて、ジェンダーレスとこれまで言われているのにママの延長みたいな仕事しか地方では用意されていない状況に未だになっているので、そういう状況で女性の流出が男性以上に止まらない」

この問題を広島の女子大生はどのように感じているのでしょうか

【安田女子大学・公共経営学科年 佐々木 愛香さん】
「都市部の方が、選択肢が多いというのは事実だと思います」

【安田女子大学・公共経営学科年 満岡 萌菜実さん】
「暮らしやすいと広島にずっと住んでいて思うので、魅力的だと思うが、福岡など近くの県を見たときには新しいものがすごく多いので、そっちに魅力を感じることもある」

女性にとって、地方の魅力がなくなる中、その流れを加速させる出来事が発生します。
就労や労働条件の男女差を無くし、女性が活躍できる社会の実現を目指して施行された「女性活躍推進法」です。

【ニッセイ基礎研究所・人口動態シニアリサーチャー 天野 馨南子さん】
「年に女性活躍推進法が施行されて、人以上の労働者を雇用する雇用主は全員 女性活躍の行動計画を国に提出することが義務付けられた。それは全部公開する。ネット上やポータルサイトで公開するという状況を作った。人以上の労働者がいる企業は割が東京です」

年には改正され、労働者数人以上の雇用主に義務化。東京の企業を中心に女性にとって魅力的な情報が全国に分かりやすい形で発信されていきました。

【安田女子大学・公共経営学科年 久保 桃香さん】
「私はずっと働きたいと思っているので、女性が活躍できる場をアピールしている企業というのは魅力だと感じます」

【安田女子大学・公共経営学科年 満岡 萌菜実さん】
「出産や企業の支援などは確認します」

【安田女子大学・公共経営学科年 佐々木 愛香さん】
「自分らしく輝ける場所にいきたいという思いは男女共通ですので、女性ということを考えたときに妊娠や出産や子育てなど、女性ならではの問題がたくさんあるので、そこに対してのケアが手厚いところに行きたいというのは正直な感想です」

この法律の施行が東京と地方の情報格差を広げることになったと専門家は指摘します。

【ニッセイ基礎研究所・人口動態シニアリサーチャー 天野 馨南子さん】
「人以下の企業も行動計画を出していいんですが、でも努力義務と国が配慮したことに甘えてしまった。東京の企業からばかり行動計画が出てくる」

就職活動において情報の不足は、企業と学生 ともに大きなマイナスとなります。

【安田女子大学・公共経営学科年 佐々木 愛香さん】
「自分は広島に年間住んでいますが、企業の名前を見かけたり、どのような会社があるのかを全く知らない状況なので、情報社会の中に情報を自分たちの手元に持っていないことが問題意識としてある」

去年、東京都の転入超過は女性が男性を千人近く上回りました。

地方から若い女性が流出することは単に労働力の問題だけにとどまりません。

【ニッセイ基礎研究所・人口動態シニアリサーチャー 天野 馨南子さん】
「広島がどんどん若い人口をこれだけ減らしてしまうと社会保障もどうするのかと思うし、これだけはっきり就職転出がはっきりしていて、若い女性の社会減が起きれば、出生減が大激減を起こすのは見えている」

転出超過の先に見え隠れする地域が衰退していく未来。東京一極集中の今、地方は早急な対策を求められています。

スタジオ
【西山アナ】
私も同じ女性として今の時代、女性の働き方ってたくさんいろいろ選択肢があると思うんですけど、とかで仕事と育児をしてる人。育児だけをしている人。そういった他の人の人生を簡単に見られるようになったからこそ、東京に行ったら、こういう働き方もできるんだっていうのが、目に触れる機会が増えてるのかなとも思うんですけれども。

【中国 新川美佐絵さん】青年海外協力隊など経験、の啓発活動を行う
「等で目にする機会はあっても、今の若い人たち本当に賢いので、私、決して情報不足、それだけが理由だとは思えないんです。本当に企業一つ一つが若い女性を採用したいと思っているのか、若い女性を採用したら当然、育休、産休、介護っていうところまであるわけで、そこまで腹をくくって採用したいと思っているのかと、でもあった女性は「笑顔を求められる職業」っていうのが業務によっては社会的意義はありますけど、すごく賃金が安かったりしますよね。そういう仕事しか設定できないっていう構造的な問題もあるのかなとは思いますね」

では中学生・高校生に、若い世代の流出を防ぎ、若者あふれる「ミライの広島」を
創るアイデアを募集しています。募集は月末までです。「ミライの広島 」で
検索してぜひご応募ください

posted by Gladkovjp