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松の割木を作る・前野直史

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民藝を想う

薪は赤松ばかりではなく手に入れやすい雑木類や杉や檜も使いますが、赤松は火力も強く燃え切りもよいのであるのであれば赤松を手配したいとは思っています。
水を下ろしている冬の間に切った元気な松がよく、できるだけそういう赤松を手配するようにはしています。
夏切のものは水分が多く乾きが悪いし、枯れた松は脂気が抜けて火力がありませんが、そうは言ってもこういうものでもあれば使えないわけではなく、程度や事情によってはそういうのも焼いています。
窯の温度が1200度を超える高温域では良い状態の細かく割った赤松が欲しいとは思います。

薪はおおよそ尺6寸ほどに切って割っています。
窯焚きの最初の段階では丸太のままの木を焼いて、やがて荒割のものから太割、細割と使い分けます。
作業として大変なのは山から木を降ろすことと、丸太を最初に2つに割ることです。
木を切り倒すのやトラックの入るところまでの移動は山仕事の方にお願いしている場合がほとんどですが時には自分ですることもあります。

松の場合は根本に近い部分は木目が捻れていて割るのは大変で、また枝や節がある部分も簡単ではありません。
こういうものは丸太のままで焼いて、素直な部分を細割にしますが、割りにくいものは斧よりもまずはくさびを打ち込んで2つにします。

薪は窯の中でアルカリ性の蒸気を放出して燃えますし、もちろん灰になって炎とともにやきものの肌に吹き付けます。
この意味では薪はただの燃料ではなく、薪そのものが陶器になるのだと思います。


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民藝を想う
http://mingeiomofu.com/

美山かやぶき美術館
http://miyamakayabuki.org/

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#民藝を想う#薪窯#前野直史

posted by sonkistkait5s