奈良県奈良市都祁白石町に鎮座する雄神神社おがじんじゃは、古代から続く山岳信仰の霊地です。

大神神社の奥の院とも言われています。

御祭神は出雲健男命いずもたけおのみこと。

創建の詳細は不明ですが、古くから山そのものをご神体として崇拝されてきました。

山頂には「雄雅山おがみやま」と「雌雅山めがみやま」という二つの頂があり、これらは「野野上岳ののがみだけ」と総称され、神聖な場所とされています。

特に「雄雅山」の山頂は白蛇が住むと伝えられ、現在も立ち入りが禁止されています。

この禁足地は、桜井市の「大神神社おおみわじんじゃ」のように、山そのものを御神体とする日本古来の祭祀形態を今に伝えています。

また、周辺には「休ん場やすんば」と呼ばれる小さな森が点在していて、これは雄神神社から國津神社へ神様がお渡りになる時に休息される場所だと伝えられています。

こうした伝承は、神聖な山として地元で大切に守られてきた証となっています。



■動画の中に出てくる「休ん場」の休ん場の場所は下記のブログからご覧下さい。
https://kansaiotera.com/narajinjya/na...




【所在地】奈良県奈良市都祁白石町

※雄神神社を訪れた時の詳細記事やアクセスは、下記ブログからご覧下さい。
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