ソベッジャカンジャンケジャン
− Samseongdong, Gangnamgu, Seoul, 韓国
+8225522254

2023年の夏。
家族でソウルに行ったが、その時にやり残したことがあるので、2024年の春節休暇を利用して2泊3日の弾丸ツアーでソウルに向かった。

やり残したことと言うのは夏には食べることができない幻の牡蠣ポッサムを食べること。
生牡蠣を使用するため夏は提供されないメニューだ。
今回は、出張時にため込んだポイントで宿泊をしたため、ホテルが選べず、カンナムにあるホテルになった。
牡蠣ポッサムストリートと呼ばれる牡蠣ポッサム店が集まっているのは、カンナムではなく、明洞の近く。
今回、そこまで足を運ぶか、カンナムで食べるかをすごく迷った。
Googleに何回も聞き込みを行い、YouTubeで情報収集した。
その結果ホテルから徒歩7分のところに牡蠣ポッサムを提供する店があることが判明し、そこに向かうことにした。
とは言え、この時点で牡蠣ポッサムがどれほどおいしいのかはわかっていない。

なので、到着初日、自分の中の最優先はカンジャンケジャンだった。
ホテルにチェックインするいなや、カンジャンケジャンの店に向かう。
実はこの日は雪のような雨が降っていて、道路は大渋滞をしていた。
ただ、地下鉄だと、かなりぐっと遠回りをしていかないといけない場所だったのでUberを呼び目的地に向かった。
目的地はCOEXから歩いて5分ほどの場所。

事前にYoutubeで店の予習を済ませておいたので、迷わずに店に向かえた。

お店に入ったのは午後2時過ぎだろうか。
ランチタイムではないので、談笑している3人のマダムと個室にサラリーマン風のグループがいるだけだった。

50歳前後の女将がいて、僕が韓国人でないことを察したのか、英語で話しかけてきた。

ところで、僕は以前から50歳前後の女将が仕切る料理屋で人気がある。
もちろん実際の年齢を聞いた事は無いので、50歳なのか60歳なのか実は30歳なのかわからない。
ただ、みんな、育児という責任を果たし終えた後の女性である事は間違いない。
そういった女性たちが決まっていうことは「お兄ちゃん、いい食いっぷりやね」

僕の食いっぷりはそういった女性に刺さるらしい。
おまけをしてもらうことも少なくない。
それは日本だけではなく、韓国や中国や台湾であっても同じことだ。
僕の食いっぷりは母性本能くすぐるらしい。
もちろんその背景にある、”一人で2〜3人前を注文する財力”が見えているのかもしない。1人1000円位の食堂でたくさん頼んだとは言え、せいぜい2000円位ではあるのだが。

とにかくこの店でも僕は女将に気に入られたようだ。

カンジャンケジャンとともに、あんこうのスープが飲みたかった。
YouTubeでよく登場するあんこうのチゲ。
もともと日本でもあんこうは大好物なのだが、韓国でまだ食べたことがなく、度注文してみたかった。
ちょうどこの店のメニューに載っていたので頼んでみると「ごめん。このスープはランチ限定なの」と断られたので、このすごく悲しい顔して見せると、「ちょっとシェフと交渉してくる」と度キッチンに入り、しばらくして戻ってきた。
女将は笑顔を振りまき、「シェフが作ってくれるって言ってる」ということで僕はカンジャンケジャンとあんこうスープを注文した。

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