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今回は東西冷戦の激化から第三次世界大戦に繋がったらを描いたシミュレーション作品「FUTURE WAR 198X年」フューチャーウォー198X年の解説です。
核を大幅にフォーカスし戦争をヒロイックに魅せるような、そのセンセーショナルな内容から抗議が殺到し、労働組合からのボイコットに、会社前で制作反対のチラシが配られたり、その流れが大幅に広がりPTAや教育現場、マスコミも巻き込むほどの社会問題になったほどの作品…(^^;
東西冷戦の亀裂が深まる1980年代、ソ連の核兵器の保有量はアメリカを上回り、アメリカは宇宙空間で、核などの長距離弾道ミサイルを撃墜する有人レーザー衛星防衛兵器の実験に成功し、核への脅威の低下と、核保有国の戦略的な見直しを提議したことから端を発し、冷戦構造は過激さを増していき、加速度的に戦乱が広がっていく、この世界の命運はといった流れの作品…(Д)
「スターウォーズ 帝国の逆襲」のイメージイラストで有名な生頼範義さんによるイラストや、ミニスカートブームを作り上げた世界的ファッションデザイナー アンドレ・クレージュ氏が衣装を担当し、多くの実力派の制作陣による安定した作画や演出など見どころは多いですが、キャラデザがリアル寄りでちょっと濃すぎ人を選ぶところも…(^^;
多くの抗議から制作中に多くの内容変更がされたようで、発表後も安彦良和監督からも多くの辛辣なコメントが出されたりと、問題作として扱われDVDなども出されることなくしばらくの間封印作的な扱いでもあったけど、最近では動画配信サービスで視聴も可能な作品
架空の兵器と実在する当時の兵器を織り交ぜリアリティも感じさせ、大統領や書記長、NATOや日本政府など、首脳部が強めにフォーカスされた、大局的で政治的な側面も強い作品で、国防や核に対する考え方など、昨今のきな臭い状況に考えさせられるような内容でもあり、今の時代に一見の価値があるともいえる作品ですΣ(ω)

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00:00 オープニング
02:10 東西冷戦を背景にしたifストーリー
05:44 あらすじ
10:27 印象的な相反する構図
12:53 キーとなる架空兵器と世界観を彩る実在兵器
15:25 作品を彩るキャラ達
26:41 大物役者も関わる豪華な声優陣
29:44 世界的な大物も携わる制作陣
32:02 作画レベルは高いけどキャラデザが人を選ぶとこも…
34:07 美術やメカニックに音楽
35:57 総製作費6億自国の事は自国で…
37:02 各方面から抗議殺到で制作中に内容変更も…
40:11 突如挟まれる不気味な宗教色…
40:34 今の国の防衛体制も考えさせられ参考にもすべきな…