新潮文庫『花匂う』より朗読させていただきました。

初出・・・『キング』年(昭和年)月　

奥羽国向田藩はひどい天候不順のせいで凶作に見舞われ、農村の疲弊は極めて深刻な事態であった。そこで老職相談のうえ、使者として矢押監物を江戸に送って借款を申し入れるが・・・。


【主な登場人物】
矢押梶之助・・・家老職の家柄の二男。我の強い乱暴者と言われている。
矢押監物・・・梶之助の兄。明敏寡黙で将来を嘱望される。幕府へ借款申込みの使者となる。
外村重太夫・・・勘定奉行。
塩田外記・・・国家老。
なつ女・・・監物の妻。塩田外記の娘。
吉井幸兵衛・・・梶之助が出入りしている北見村の豪農。
加世・・・幸兵衛の娘。
内野伊十郎・・・矢押家の家士。監物の江戸行きの供をする。


【もくじ】
00:00 1.
07:14 2.
13:41 3.
20:39 4.
27:41 5.
35:01 6.
42:17 7.
48:16 8.



山本 周五郎
やまもと しゅうごろう、1903年6月22日 1967年2月14日は、日本の小説家。
本名清水 三十六しみず さとむ。山梨県生れ。
横浜市の西前小学校卒業後、東京木挽町の山本周五郎商店に徒弟として住み込む。
1926年「須磨寺附近」が「文藝春秋」に掲載され、文壇出世作となった。
『日本婦道記』が1943年上期の直木賞に推されたが、受賞を固辞。
以後、「柳橋物語」「寝ぼけ署長」「栄花物語」「樅ノ木は残った」「赤ひげ診療譚」「五瓣の椿」「青べか物語」「虚空遍歴」「季節のない街」「さぶ」「ながい坂」など
庶民の立場から武士の苦衷や市井人の哀感を描いた時代小説、歴史小説など大衆小説で知られ、特に晩年多くの傑作を書いて高く評価された。


ボイストレーナー・朗読家の　あべよしみです。

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