前回に続いて、ドクターヤンのthe eggを試打していきます。
3本目に登場したのは「タイワンニア」
アウター仕様のブルーファイバー、つまりは業界のザ・王道スタイル。
ビスカリア、ティモボルALCのような構成ということです。

でも唯一違うのは台湾アカシアを使っているということ。
その性能のせいか、打球感は少し柔らかく、まっすぐでありながら、少し弧線を描くので、コントロールが良いアウターラケットといえます。
アウターらしく、軽い力でもボールが走ります。

そして特徴的なのはループドライブの質です。
アウターらしからぬ、グッと持ってゆっくり飛ばす。時間を稼ぐこともできるし、柔らかく高さをコントロールもできます。

試打してくれた行則くんも「これだ」と思わず叫びました。
弾みと収まりとバランスが素晴らしいラケットでした。

続いて、日本式ペンホルダーのKATANA、KATANAを打ちます。
本の違いは大きく弾みにあります。
は板厚が6mmで弾みが抑え気味のバランスタイプ。
は板厚が5.6mmで高反発の攻撃重視タイプ。

は日本式のこの形のラケットの中で番弾むラケットだと思います。
それくらい弾みます。しかも薄くて弾むのですごい。

しかもかなり掴むので、上にあがってくれて、ボールが安定します。
飛ぶ・威力ある・安定する。これはすごいラケットが登場しました。

一方でKATANAは、板厚があるため、しなりが少なくてやや真っ直ぐ飛びます。ただ、飛距離も抑え気味だから、KATANAよりも安定します。
とにかく入るラケットですね。

タイプ的には試合で力が入ってしまう人はのほうが許容範囲が広いため、合っていると思います。
は少しリラックスして打たないといけないので、力が入りすぎると吹っ飛んでしまいます。
自分がどちらのタイプなのかでラケットを決めて、適するラバーを選んだほうがいいかなと思います。

おもしろい、すごい、やばい。
KATANAは大注目ラケットです。

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