日本映画界の巨匠小津安二郎監督の「散歩道」蓼科高原を散策。2014年8月12日撮影。小津監督は1903年東京で生まれ小学生の頃、父の故郷三重県で長く過ごし尋常小学校の代用教員を1年努めた後、東京へ戻る。1923年松竹キネマに入社。映画界で仕事を始め4年後監督デビューする。戦後は脚本家野田高梧と組み「晩春」麦秋」「東京物語」等名作をヒットさせた。東京物語の後、野田高梧の蓼科高原の山荘「雲呼荘」を訪れ蓼科高原が気に入り小津監督も山荘を借り「無藝荘」と命名した。小津と野田コンビは蓼科高原にこもり「彼岸花」「お早よう」「浮草」「秋日和」「小早川家の秋」「秋刀魚の秋」の6作品を作り上げた。2人は仕事が行き詰まると高原の「一本桜」の下でシナリオの考案をねった。その一本桜は老木になり今も健在です。蓼科高原茅野市と小津監督の縁で、今年は第回小津安二郎記念・蓼科高原映画祭が2014年10月4日・5日と茅野市内で開催される。問い合わせ蓼科観光協会、TEL026667まで