トヨタ 新型カローラツーリング。この快適さは他にない公式発表・新開発. 次世代エンジン

新型トヨタカローラツーリングがフルモデルチェンジするとの噂が高まっています。現行モデルは2019年9月にデビューし、2024年には5年を迎えるため、年内の登場が期待されています。仮に少し遅れたとしても、2025年にはフルモデルチェンジが実現するでしょう。

新型カローラツーリングの目指すコンセプトは「原点回帰」です。このため、車体サイズは現行モデルよりもコンパクト化され、5ナンバーサイズへと復帰する見込みです。具体的には、全幅1700mm以下となることが予想され、これにより価格も抑えられ、スタート価格は約170万円が期待されています。

最大の注目ポイントは、新開発の4気筒ガソリンエンジンです。これはトヨタが公式に発表している次世代1.5Lエンジンで、環境性能に優れたエンジンとスポーツ性能に特化したエンジンの2種類がラインナップされる見込みです。このエンジンを搭載した第6世代トヨタハイブリッドシステムは、WLTC燃費が40km/Lを超えることが期待されています。

また、新型カローラツーリングのボディサイズについても情報が出ており、全長4475mm、全幅1695mm、全高1415mm、ホイールベース2650mmとなる見通しです。このサイズダウンにより、軽快でスポーティなワゴンへと進化することが予想されます。さらに、新しいエンジンのコンパクト化により、ボンネットが低く抑えられ、Aピラーから後方にかけて車全体の重心が低くなり、運動性能の向上が見込まれます。現行モデルと比較して、新型モデルは全高が45mm低くなるとされており、これにより空気抵抗の低減やハンドリング性能の向上も期待されています。

デザイン面では、トヨタが現在進めている「ハンマーヘッドデザイン」が採用されることが確実視されています。このシャープで特徴的なヘッドライトデザインは、弟分となるカローラフィールダーにも同様に採用される見込みです。こちらは専門的な観点から、新型カローラツーリングのパワートレインに関する情報をお伝えします。

まず、1.5L直列4気筒の環境性能型NAエンジンが搭載され、エンジン単体での燃費はWLTCモードで25.0km/Lと予想されています。このエンジンは最高出力123馬力を6500回転で発揮し、最大トルクは151ニュートンメートルを4400回転で達成します。トランスミッションには、6速マニュアルモード付きのダイレクトシフトCVTが採用され、エンジンの動力を効率的に伝達します。

トヨタはこの次世代1.5L直列4気筒エンジンを公開し、熱効率の向上を図るとともに、小型・軽量化を実現しています。その結果、ボンネットの高さを抑え、空気抵抗を減らすことで燃費性能を最大限に引き出しています。また、発進ギア付きのダイレクトシフトCVTとの組み合わせにより、エンジンの動力をほぼ100伝達でき、カタログ上の燃費25km/Lに到達する見込みです。

ただし、この環境性能型エンジンはスポーティーな走行性能を追求するものではなく、主に燃費性能を重視しているため、絶対的なスポーツ感を期待するのは難しいでしょう。

次に、新型カローラツーリングのハイブリッドモデルに関しても触れておきます。こちらは1.5L直列4気筒の環境性能型エンジンと電動モーターの組み合わせにより、システム全体で137馬力を発揮する見込みです。エンジンの出力は105馬力、モーターの出力は91馬力で、WLTCモードでの燃費は40.0km/Lが期待されています。このハイブリッドシステムは、トヨタが進化させた第6世代ハイブリッドシステムを採用し、燃費性能だけでなく、スポーツ性能も大幅に向上しています。

トヨタは、新型プリウスの登場以降、スポーツモードやパワーモードをほぼすべてのハイブリッドモデルに搭載しており、新型カローラツーリングもスポーツ性能を備えたハイブリッドワゴンを目指していることは間違いありません。環境性能型エンジンの低燃費性能と、パワフルなモーターによる加速性能が組み合わさることで、スポーティーな走行と低燃費を両立することが可能です。