アメリカのテレビ界最高峰を決める「エミー賞」。ドラマ「SHOGUN 将軍」で主演を務める真田広之さんが日本人初となる主演男優賞を受賞しました。授賞式では、英語と日本語でスピーチした真田さん。「日本の皆さんに日本語で届けたかった」と語った内容はどのようなものだったのでしょうか。
■エミー賞18冠「SHOGUN 将軍」 真田広之さん「情熱と夢は国境を超えた」
記者
「真田さんが姿を現しました。現地メディアから『Hiroyuki』という大きな歓声が上がっています」
日本時間16日午前、アメリカのテレビ界最高峰を決める「エミー賞」のレッドカーペットに登場した俳優の真田広之さん63。
真田広之さん
「海外の方にもわかりやすく、そして日本の時代劇ファンの方がご覧になっても満足のいく。その両方をいかに両立させるかが、ずっとテーマだったんですね。Q.授賞式はどんな気持ちで臨む無の境地で、ひたすら。できれば楽しみたいと思います」
レッドカーペットには、浅野忠信さん50や西岡德馬さん77の姿も。
西岡德馬さん
「これは私と真田広之の成果です。真田と西岡がついていて、変なものは絶対につくるのはやめようと固い約束をして撮影に入ったんです」
真田さんがプロデュースと主演をつとめた「SHOGUN 将軍」は、日本の戦国時代を舞台にしたアメリカの小説が原作で、ハリウッドで制作されたドラマです。
真田さんはプロデューサーとして美術や俳優の細かな演技まで監修するなど、制作に全面的に携わっていて、「SHOGUN 将軍」は時代背景を正確に表現したものとして注目を集めていました。そして、日本人初となる主演男優賞に輝きました。
真田広之さん
「この作品は東洋と西洋が出会う夢のプロジェクトです。『SHOGUN 将軍』は教えてくれました。力を合わせれば奇跡を起こすことができ、一緒によりよい未来をつくることができると」
さらに「SHOGUN 将軍」は作品賞も受賞。壇上に立った真田さんは、日本語でこう語りました。
真田広之さん
「これまで時代劇を継承して支えてくださった全ての方々、監督や諸先生方に心より御礼申し上げます。あなた方から受け継いだ情熱と夢は、海を渡り、国境を越えました」
授賞式後のインタビューで、真田さんは「日本の皆さまに日本語で届けたかった」と話しました。
他にも、ニュージーランド生まれの日本人であるアンナ・サワイさんが主演女優賞を受賞。エミー賞で過去最多となる、合わせて18部門を受賞しました。
「時代劇」で快挙を成し遂げた「SHOGUN 将軍」。現地メディアも「歴史を作った」と伝えています。
真田広之さん
「次世代の俳優や制作陣に大きな意味をもたらしてくれると信じています。日本発でも、世界に通用するものを作っていくという、一つの布石になればという気持ちです」
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