僕のショートロッドへの原点はジム・ビッター氏から学んだジャーキングであったと言っても過言ではありません。その後、自分の中で仕掛ける究極のジャーキングを模索していく中でトゥイッチングとの組み合わせに興味を持ち、現在へのスタイルへと進化をしてきた。やはり、ストライクは漠然と待つものではなく、確実に作り出していくべきものだと僕は信じています。
1980年代半ばにはバスロッドの細分化がかなり進みだしました。オフト社から僕のところへバスロッドの共同開発をして欲しいとの話が来たのもこの頃でした。そこから3年間という時間をかけ、僕の最初のロッド・シリーズが1988年にリリースされました。あれから35年、様々な進化を継承しながら僕が絶対的な自信を持っていた5フィート5インチのジャーキング・ロッドはマイナス3インチ、つまり5フィート2インチのロッドへと変身しました。30年以上自信を持って使い続けてきた5フィート5インチですが、現在の5フィート2インチと比べてしまうと迷わず5フィート2インチを選んでいる自分がいます。もちろん、ロッドが全てとは思っていません。リールやライン、そしてルアーとの組み合わせが究極の攻めの釣りを可能にしてくれます。タックル・バランスが良いと疲れないだけでなく、イメージ通りの攻め方をすることが出来ます。攻めの釣りはバス釣りにとっても最高に楽しく満足できる要素だと思います。

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