近畿地区で最も営業係数が悪い民間の鉄道会社である紀州鉄道、廃止せずに残すとしている。不動産やホテルなど非鉄道部門でのブランドとして使えて宣伝効果があるためだ。
公的支援も要請していなく、赤字でも完全に自社で運営している数少ない事例。第三セクターもない例で自力で努力している点でかなり珍しい。
車両は信楽高原鉄道から無償で譲渡された中古車を使っている。
営業キロ数が2.7キロとかなり短く、国内で2番目に短い鉄道路線でもある。
主な利用者は高校生だが、今後は人口減少でさらに乗客が減少する見込み。

参考文献
・杉山淳一著、乗り物ニュース、『赤字鉄道部門 紀州鉄道なぜ存続させるかホテルリゾートで知られる企業 社長に聞いた』、2020年1月6日、https://trafficnews.jp/post/92607
・紀州鉄道、『紀州鉄道の歴史』、http://kishurailway.com/history/
・その他、Wikipedia、各種報道を参照

画像出典
・国土地理院地図、https://maps.gsi.go.jp/
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